2018年10月03日
前穂高北尾根
前穂高北尾根(バリエーションルート)
2018,9/27〜29
【吊尾根より前穂高岳】
槍の穂先から初めて見た時、山の名前は分からなくてもその鋸状のギザギザ尾根は素人目でも何やらカッコイイと思った。
前穂高北尾根だ。
数年間気になっていた北尾根を登ってきました。
9/27 上高地 - 涸沢カールテン場
9/28 CT : 4:30 涸沢テンバ - 6:00 五、六のコル - 6:40 五峰ピーク - 7:50 四峰ピーク - 8:50 三峰ピーク - 9:00 二峰ピーク - 9:10 前穂高岳主峰 - 11:00 南陵の頭(吊尾根)- 11:08 奥穂高岳ピーク - 11:40 穂高岳山荘 - 13:20 涸沢テンバ - 16:30 横尾
9/29 横尾 - 上高地
涸沢〜五、六のコル
夜明け前から五、六のコルへ向けて歩き出します。
真っ暗で涸沢ヒュッテの裏から取り付きまでバリエーションルートでした。
取り付きからは踏み跡とケルンを頼りに登っていきます。
途中、夜が明けモルゲンロートが今日の晴天を教えてくれた。
【涸沢から五、六のコルへの登り】
【モルゲンロートが始まった】
【五、六のコルから】
【五、六のコルから奥又白池へのルート】
五峰
五、六のコルから五峰を確認。
簡単な登りで時間はかからず。
【五、六のコルから五峰】
【岩稜の様子】
【ハイマツ帯も超えるとピークはもうすぐ】
【涸沢のテンバを見下ろす】
【五峰のピークと四峰】
四峰
かなり大きく見える四峰。
コルからリッジをトレースするように上部の巨岩まで登る。
巨岩によって頭打ちになるので奥又白側へトラバース。
回り込んだ先からザレた斜傾バンドを登り巨岩上部へ戻る。(←核心)
どこからでも登れそうだがでは初見では一番楽なルートは何処なのかが分からなかった。
【四峰全景】
【四峰上部】
【残置ハーケンが至る所にあった】
【北穂高岳とその奥に槍ヶ岳】
【奥又白側に回り込んだ先にあるスラブここは難しかった】
【更に岩壁を右へとトラバースする】
【このスラブを登りました 正解は分からない】
【四峰ピーク】
三峰
三峰はオープンブックのチムニーやチョックストーンがカッコイイ。
稜線通しにリッジ大岩下部まで登り、奥又白側から巻く様に大岩上部へ。
三峰上部オープンブックのチムニー前に出る。
下の2本並んだチムニーはどちらでもいける。
今回は右側のチムニーから。
チムニーを登るとチョックストーンのチムニーの真下に出る。 チョックストーン左に有るジェードル(凹角)を登った。
古の写真と現在の状況を比べると年代ごとにかなり岩の状況が変わっている。
常にカラカラと落石の音がしていた。
【三峰全景】
【三峰上部】
【三峰取りつき】
【右のチムニーから真下に四、五のコルが見える】
【チムニーから上段チムニーのチョックストーン】
【奥又白池】
【三峰ピーク】
【三峰上部から四峰を見下ろす】
【三峰ピーク】
二峰
三峰のピークに立つと目の前に二峰の登りが見えている。
何処からでも行けそうでした。
二峰のピークを超えると直ぐに懸垂下降のポイントに出る。
捨て縄が沢山残置されていた。
ここは普通にクライムダウン5m〜6m位の高さでした。(ロープ使用無し)
【三峰から二峰を確認する】
【二峰ピークはリッジ】
【クライムダウンポイントを確認 写真はクライムダウンする時の目線で上下反転】
【クライムダウンした岩壁をコルから見上げる】
【コルから主峰への最後の登り】
主峰
二峰をクライムダウンすると主峰と二峰のコルです。
目の前の岩場を登り切れば前穂高岳ピークです。
【北尾根終了点から北尾根を振り返る】
【前穂高岳】
【涸沢の紅葉と前穂高北尾根のライン】
この日、北尾根をやり遂げた達成感は最高で、涸沢の紅葉と青空がこの上なく美しかった。
Posted by jun(槍隊放題) at 22:20│Comments(1)
この記事へのコメント
なんて危ないことしてるのだ!
でもモルゲンと紅葉は綺麗だ素晴らしい。
でもモルゲンと紅葉は綺麗だ素晴らしい。
Posted by チャイ at 2019年10月15日 08:18